2008年07月28日

インテル近況


インテルが練習試合でバーリに勝ちました。この試合でもターボ・マリオは45分プレーしています。今の感じから行くと、今年のインテルのレギュラーにもなりそうな雰囲気。3トップの左サイドでプレーすることが多いみたいです。右サイドにはフィーゴがいるけれど、クアレーズマがポルトから移籍してきたら、彼もレギュラー候補になりそうです。左ではマンシーニも結構プレーする機会がありそうです。彼はどちらでもイケそうだけれど。中央にはコンデションさえよければイブラがいるけれど、クルツ、アドリアーノも候補になりますね。アドリアーノは調子がよければ右サイドで先発ということもありそうです。基本的にクレスポとスアゾ以外は右サイドでも左サイドでもプレーできるので、3トップの選択肢はとにかくいろいろとパターンが生まれそうです。

中盤もいろいろなパターンが発生しそうですが、何しろ選手全員の調子が上がってこないことには、監督が思ったようなフォーメーションは組めないのだけれど、それでもチームは機能するシステム作りに現在の練習は集中しているようです。

明日はミラン、ユベントスと練習試合があります。45分のミニマッチでトーナメントをしますが、どのチームもキャンプでコンデション作り中の段階のため、それほどおもしろいプレーは見られないと思うけれど、公式戦が始まる前の腕試し的には興味深い対戦ではあります。監督が変わったのはインテルだけなので、ある意味お披露目的なイベントにもなるしね。


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パターテ・アル・フォルノ


今の仕事場に来る前に働いていたデザインスタジオの近くにあったリストランテのポテトのオーブン焼きを時々思い出します。「パターテ・アル・フォルノ」というのは基本的に付け合わせなので、お肉のグリルや煮込みなんかを頼んだときに一緒に注文する1品です。ただ、ランチのときなんかに1皿目でパスタを食べて、2皿目は食べないですませようという場合に、付け合せのポテトや野菜サラダだけを注文するのはありのようです。ちなみに野菜だけでランチしたいときに頼むサラダは、インサラータ(イタリア語のサラダ)ではなくインサラトーネ(大サラダの意)となります。さて、このリストランテのポテトは、多分調理するときにお肉も一緒に調理してある感じでした。それで、ランチのときに鶏肉やサルシッチャ、豚肉等のオーブン焼きの注文が入ると、あらかじめ(すぐ出せるように)調理してあったお肉を暖め直してサービスしていたのではないのかと思います。ランチは夕食時ほどみんなゆっくり出来ないので、こういうシステムもありですが、おかげでポテトがおいしくなるのなら、それはそれで素晴らしい効果ともいえます。逆に、フライドポテト用の冷凍のポテトをオーブンで焼いたものを「パターテ・アル・フォルノ」としてサービスしているお店もああるけれど、こういうお店に当たるとその度に上記のお店を思い出すということです。久しく行っていないけれど。


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2008年07月27日


イタリアでは金曜日に魚を食べる習慣があります。学校の給食でも金曜日は白身魚のフライや舌平目のムニエルだったりするくらい。日替わりメニューのランチがあるピザ屋さんとかでも金曜日には魚のメニューが選べるようになってイタリとかね。もちろん別の曜日でも、魚料理は普通に食べるけれど、そういう習慣もあるということです。

おいらは日本で生活していた頃には、新鮮な魚は生で食べるのが一番おいしいと信じて疑わなかったけれど、イタリアやスペインの料理を知ると、生でなくてもおいしく食べられることを発見しました。これは魚の種類なんかにもよるのだけれど、それこそ活きのいい(小さい)魚をフリット(フライ)にしても、それはそれでおいしいんですね。一般的に魚といえば、イタリア人は割りとシンプルにグリルで焼いて食べるのが好きだけれど、こういう場合は焼くときに香草(ローズマリーノやサルヴィァ)でちょっとした燻製風に風味をつけて、魚の生臭ささを感じないように調理します。それで、どんなイタリア料理でもそうなんだけれど、お皿に盛り付けたらオリーヴオイル(あとレモンと塩)をかけて食べます。ある意味、どんな料理でもほぼ必ず使うオリーヴオイルは、日本での醤油に近い位置付けの調味料ですね。

最近時々ランチを食べに行くピザ屋さんでは、金曜日に限らず毎日2皿目に魚料理も1品選べるようになっています。例えば2皿目の選択肢が「1、豚肉のグリルとポテトのオーブン焼き 2、ステーキとサラダ  3、メカジキのグリルとサラダ」とかね。これに1皿目、飲み物(ワインやビールも可)、カフェが付いて10ユーロです。このお店は中国人経営のイタリア料理屋なのだけれど、1皿目のパスタなんかも(ピザ屋のランチにしては)結構おいしい方だと思います。それで、このお店で一番おいしいと思うのが、魚のミックスフライ(フリットミスト)。これは金曜日の定番みたいだけれど、さすがに揚げ物上手な中国人コックさんが調理するだけあって、なかなかのものです。このお店のお客さんはほぼイタリア人だけなので、このお店のお客さん達はミラノの中華街付近のイタリア人ほど中国からの移民に反対していないと思います。

個人的にはミラノで生の魚というか、お寿司とかを食べに行くことは結構限られていて、我が家でマグロの刺身やかつおのたたきを食べる機会も1年でも数えるほどですね。では、お寿司は好きじゃないのかといえば、やっぱり好きなので、食べるのは夏に一時帰国したときに集中しています。何しろ日本はSUSHI、SASHIMIの本場なので、郷に入れば郷に従えという感じですね。ただ、日本は「ぶっかけうどん」の本場でもあるし「うなぎ」の本場でもあるし「そば」の本場でもあるし「味噌カツ」の本場でもあるからややこしいのです。全ての郷に入ろうと思えば、胃袋に多大な負担をかけることになり、しいては一時帰国からイタリアに戻ってくるころには体重が急増しているという結果を生みます。こういう経験を重ねた末、近年では一時帰国前に急増が予測される分の体重をダイエットして減らす努力をするようになりました。それで春からジョギングで汗をかいているんだけれど、走りこんでいると体の調子もよくなるという副作用を発見しました。こういう副作用は歓迎できるので、あと1週間に迫った日本出発まで、もう少し汗をかこうと思います。


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乗り継ぎ


おいらが初めて日本から出たのは22歳のときのNY滞在でした。このときは安いチケットを探して、大韓航空便で出発しました。名古屋からソウルに飛び、乗り継ぎの時間を利用してソウル市内観光ツアーをしたりしたのだけれど、何しろNYが目的地なのに、「どうしてソウルのオリンピックスタジアム見学とかしなければいけないのだ?」と思いつつ知らない人達とバスツアーしていました。これも代理店の格安NY往復券に付いていたサービスなので、いやなら空港で時間をつぶしているという選択肢もあったのでしょうけれど、初めての海外でそんな余裕はあるわけがないですね。それでも、街並みやスタジアム見学には(日本の風景と大差なかったので)あまり深い印象を受けなかったけれど、(確か)ランチで食べた焼肉はおいしかったのを覚えています。どうも当時からそっちの方面には執着があったようです。

いよいよソウルからNYに出発となり、そのまま直行かと思っていたら、アンカレッジで給油で着陸。ここの空港では飛行機から降りて空港内で時間をつぶすことになったのだけれど、おいらの記憶に残っているのはビーフジャーキーを売っていたことだけです。ソウルにしても、アンカレッジにしても、今ならもう少し楽しめるんじゃないのかと思うけれど、頭の中にはNYしかないのでいたしかたないです。

NYでは日本で友達になったアメリカ人達から紹介してもらっていた、友人の友人や友人家族に大変お世話になり、大変充実した7週間を過ごしました。今回その内容は省きますが、最終的に「楽しかったけれど、おいらが探していた世界とはちょっと違った」という印象に辿り着き、その後イタリアにやって来ることになります。考えてみると、あれから2度とソウルには立ち寄っていないので、今更ながら、あの時もっと韓国料理を楽しんでおけばよかったなんて思います。その後は長距離の旅行でももう少し余裕を持って出かけられるようになったので、台北出張便でミラノから台湾に向う途中に乗り継ぎで立ち寄ったロンドンやモスクワでは、空港内でお土産を買ったり土地のものを無理やり食べたりしました。モスクワ土産のクリスマス飾りは、今でも毎年我が家のアルベロ(クリスマスツリー)にぶら下がります。


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2008年07月26日

あと1週間


いよいよ日本へバカンス帰国に出発する日まで、あと1週間ということになりました。もうすぐ機内食を食べながら映画が見られると思うと、涙があふれてきます。もうすぐ「ふるいちのぶっかけうどん」が食べられると思うと夜も眠れません。しかしその前に片付ける必要がある仕事がまだあるので、土曜日は休日出勤して来ました。

しばらく家を空けることになるので、冷蔵庫の中も食べ残しがないように考えながら計画的に買い物とかしていたのですが、すでにいい感じに空っぽになっていきました。なにしろ3週間も留守にする冷蔵庫の中に、お肉や野菜を入れては出掛けられないからね。ちょっと気になるのは、我が家のイチジクの木がちょうど留守の間に最盛期を迎えそうな感じなので、おいらが食べられるのは(イタリアに戻って来てから後)最後の方に熟れた実だけになるもようです。


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飲み過ぎ


イタリア人と日本人の待ち時間に対する感覚の違いの話の続きですが、バカンスへ出発する日や帰って来る日なんかにも「分かってはいるけれど」渋滞で混雑して動かない高速道路に群がるところなんかに発揮されています。日本でもGW近辺やお正月の前後で「分かってはいるけれど」渋滞の高速道路に乗らざるをえない人がいても、できる限り時間をずらしたり曜日をずらしたりということは考えると思います。その点、(バカンスが長いので)1ヶ月以上も日程の融通がきくはずのイタリア人家族なんか、随分うまい割り振りが出来そうなものなんだけれど、結局みんないっせいに週末に高速道路へ向うんですよね。それでカタツムリみたいに動く車の中で「なんて渋滞だ!」と怒っているという具合です。

日本人もテーマパーク等で並ぶのには慣れているようだけれど、普段の生活では極端に長い列で何かを待つということはあまりなくなっているんじゃないかな。逆にイタリアでは普段の生活でも、駅の切符売り場に並ぶとか、郵便局で何かの支払いに並ぶとか、待ち時間をぼーっと過ごすことの訓練を欠かさないようです。なんだか話が取り留めなくなってきたので、この話題は本日ここまで。

さて、金曜日の夜にはちょっと飲み過ぎたみたいです。以後気を付けます。


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2008年07月25日

ミラノは快晴


ミラノは快晴です。最高気温も今日は31℃まで上がりました。週末はもう少し雲が出る見込みで、最高気温も30℃の予報です。しかし、好天気がいいと屋根の下に閉じこもって仕事をしているのがバカらしく思えてきたりします。やっぱりこういう天気でこういうよう気の時には、海辺で寝そべっているイタリア式の夏の過ごし方も悪くはないと思えてくるよね。それでも、おいらは次週末に日本へ一時帰国の際は、子供達のスイミングスクール通いに付き合って、倉敷のプールへ行くことになっています。海辺ではないけれど、プールにも水はあるので近いかもしれない?

イタリアと日本の人たちの違いでおもしろいと個人的に思うところは、待ち時間に対する感覚。例えば、夜にはすごい混む分かっているレストランに行くとします。日本でよく耳にするのは、「あそこは混むから早めに行こう」と言って、夕食に夕方の5時から出かけたりします。こういうケースで一般的なイタリア人なら「あそこは混むから」と分かっていても、結局一番混む時間にその「あそこ」へ出かけていくんですよね。それで入れなければ一時間でも待つか、あきらめて第2候補、第3候補の近場へ流れていきます。それでも決して「どうしてもそこで食べる」という執着はみせないで、それなりに他の選択肢を楽しむという傾向にあります。


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来週も出張


来週は火曜日あたりに出張が入りそうな感じです。多分夏休み前最後の出張だとは思いますが、そうこうしていると来週末にはもう日本へ出発になります。気が付けば出発前までの宿題が山積みになっているので、今週末は休日返上でしごとになります。多分。

この時期になるとイタリアの企業は「来週から3週間閉めることになるので、できれば今週中に」みたいな言い回しを使い始めます。「仕事の用件をバカンス前ぎりぎりで処理するようなことになると困るので、出発前にはすっかり準備が出来ているようにしたい」ため、できるだけ早く一段落しましょうよということです。企業は3週間の夏休みとかいっても、実際はバカンス空けの1週間も「○○さんがまだ帰ってきてないので、仕事の用件は来週に話し合いましょう」みたいな状態で仕事復帰します。要は8月いっぱい夏休みをとるのが今でも一般的なお国柄なんですね。おかげでおいらも日本へ一時帰国できる時間が出来るのだから、それはそれでいいのですが、企業の人達は自分達の夏休みの予定のために仕事のタイミングを外部に振る傾向があるのにはちょっとね・・・。だって、おいらは外部(デザイナー)なので、こっちにスケジュール的なしわ寄せが来るという仕組みです。まあ、なるようにしかならないので、あまり深くは考えませんけれど。


それにしても、おいらはベルルスコーニ首相(ていうか、おいらにとってはミラン会長)がTVに映るたびに、額の植毛が気になってしょうがないです。

話は飛んで、インテルが今シーズンのキャンプ中なのですが、昨日新監督になって始めての練習試合がありました。アドリアーノとかも出場していたらしいけれど、今の段階ではバロテッリ(ターボ・マリオ)やフィーゴ、ザネッティの調子がいいそうです。ミランの17歳、パロスキーは来期中(経験を積むため)レンタルか共同所有の形で別のチームに放出される可能性が高いそうですが、インテルの17歳バロテッリはトップチームに残ってレギュラー争いに加わるそうです。それだけ期待も高いということだと思います。下位チームでそこそこの活躍をするよりも、インテルで少ない出場機会に存在感を示せるようになるほうがイタリア代表チームへも近道かもしれないね。イタリア人が少ないチーム事情的にも貴重な選手だし。


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2008年07月24日

アペリティーヴォ


友人グループで待ち合わせをしてBARでアペリティーヴォ(食前酒/Happy Hourなのでおつまみがいろいろあります)してからナヴィリオ(運河)沿いを散歩してピザ屋さんでピザを食べてきました。昨夜はおっさん6人のグループでしたが、デザイナー、建築家、写真家などの集まりです。みんな非常にリラックスしていて、大変のんびりした時間を過ごして来ました。明日は別のパパ友とピザを食べに行くことになっています。

ダイエット中のおいらには、外食というのはなかなかの鬼門で、食べる量というよりも飲む量の方がダイエット向きではないようです。それでも友人と過ごす時間というのもなかなかに楽しいものなので、たまにはダイエット休憩も悪くはないと思います。


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2008年07月23日

お土産

ちょっと前まで仕事場でインターンをしていた若者が、先日無事にミラノ工科大学を卒業できたということで、ワインを持ってあいさつに来ました。インターン(見習い)で来ていた若者がワインをお土産に持ってきてくれたり送ってきてくれたりすることは今までもあったけれど、今日の彼はBrunello di MontalcinoとVino nobile di Montepulucianoとうトスカーナ産最高級のワインセットだったため、思わず飛び上がってしまいそうになりました。こういう訪問なら毎日でもかまわないけれど、仕事が山積みになっているので、飲むのはもう少し先の話になりそうです。


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