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朝食


仕事場の若手に「日本とイタリアの一番の違いは何?」と聞かれ、電車の発着時刻の正確さとか、日曜日のお店が閉まらないこととか、一瞬の内にいろいろと考えたのですが、「朝食」と答えておきました。日本では朝から昼食、夕食とそれほど変わりないメニューを食べても不思議はないけれど、イタリアではカプチーノとブリオッシュ(菓子パン、クロワッサン)ですませる程度が一般的です。「日本では、ご飯と味噌汁と焼き魚くらいはデフォルトで食べる」と言うと、ほとんどのイタリア人は「ちゃんと消化できるの?」と聞きます。これは習慣の違いなんですが、イタリア人は、朝起きたばかりのところへ胃の中に沢山物を入れると、きちんと消化できないで健康に悪いと思っています。日本で「洋風の朝食」と言えば、トーストにハムエッグ、ポテトサラダ、コーヒーとかを思い浮かべるけれど、実際にハムエッグというか、卵とベーコンまたはソーセージを食べるのはイギリスやアメリカ、ドイツあたりの国で、サラダまで食べる国はあまりないようです。おいらは日本に一時帰国している間は、しつこく納豆ご飯で朝食しますが、ああいうものを朝ごはんに食べているところをイタリア人に見せると、結構びっくりすると思いますよ。


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コメント (2)

Kenz:

ヨーロッパの4つ星以上のホテルの朝食バイキングは、どこもほぼ同じ品揃えですが、その取り方を眺めていると面白いです。個人差と国民性とが入り交じって、
「同じ食材でこうも違った朝食ができるのか!」
と、いつも回りの席の皿を眺めてます。いつか写真を撮り集めて、本にしたいくらい。

日本人は、確かにどこでも大盛り気味だね。

hiroshi:

イタリアでは午前中のおやつの習慣があるので、我が家の子供達も朝10時の(休み時間に食べる)学校でのおやつ(イタリア語ではメレンダ)を毎日持って行きます。どうせおやつを食べるのなら、朝にしっかり食べればいいのにと思うのは、やっぱり習慣の違いから来る発想で、とにかくそういうしきたりなのです。時々ヨーロッパのホテルに泊まっている家族のお母さんが、朝食に用意されているハムやチーズをクロワッサンにはさんでせっせとバックへ詰めている場面を目撃しますが、これは昼食用というよりもおやつ用ということなんだと思います。「おやつなんだから朝食代に含まれていてもいいのだ」という発想でしょうね。

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2008年07月22日 04:24に投稿されたエントリーのページです。

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