ヨーロッパ杯の決勝戦をTV観戦していたら、なんだか家の外もざわつく気がしました。まさか近所のスペイン人が騒いでいるわけでもないでしょう?なんて思っていたら、実はすごい雨が降っていました。雷や風もひどかったようで、ミラノではたくさん街路樹の被害がでたそうです。そうかと思えば、月曜日の朝にはすっかり快晴で雲ひとつない天気なんだからおかしいです。
スペインは国内リーグが高いレベルなのと、優秀な選手がたくさんいるのとで、代表チームにも期待がかかりそうなところなんですが、実は代表ではなかなかぱっとしない成績が長い間続いていました。お隣のフランスやイタリアがW杯で優勝するのをただ傍観する役だったんですね。それが、今回のヨーロッパ杯では、若手を中心にスペインらしからぬ大舞台で強いチームを披露しました。逆に国内のリーグ戦はスペインよりも下のレベルに思われがちなドイツでは、前評判には関係なく代表チームは常に大舞台でいい結果を残す伝統があります。今回のヨーロッパ杯では、伝統対新しい力のぶつかり合いになった感じだけれど、時々こうやって新しい力が勢いを最後まで保つものなのですね。まあ、ドイツもチーム内には若い優秀な選手が沢山いましたが。
イタリアは代表の高年齢化が進んでいるので、ちょっとフランスと似た状況。このあたりでデルピエロやカンナヴァーロ、マテラッツィには暇を出さないといけないかもね。多分カンナヴァーロは残るけれど。