イタリアがオランダに歴史的な完敗をした日の我が家の夕飯は「冷凍ピザ」でした。夕方から新しいスーツケースや日本への一時帰国用のお土産なんかの買い物に家族で出かけていたので、パパもママも夕飯の準備が出来ませんでした。買い物の帰りに近所のエッセルンガ(イタリアの大手スーパー)へ立ち寄り、冷凍ピザ以外にもいろいろと買い物をしました。パパは気が向いたので、最近エッセルンガにも普通に売っているインスタントの(中国製)ラーメンを一袋試しに買ってみました。「YAKISOBA RAMEN(焼きそばラーメン?)」というネーミングで、日本の一皿目と書いてあります。
この焼きそばをピザの夕飯のおつまみというか、付け合せにして子供達と分けて味見をしてみたら、思ったよりもクセがないので、また買うことがあるかもしれませんね。しかし、付属の乾燥野菜はゴマやわかめが入っていて、いかにも他の「RAMEN」製品からの流用なため、別でキャベツやにんじんを用意したほうがいいかも。まあ、そこまでするなら、いっそイタリアのタリャッテレとかで焼きそばを作った方がおいしいかもしれません。
時々イタリア人に日本食のおススメを聞かれたりすることがあるのですが、ある程度の人はSUSHIくらいは経験済みで、TEMPRAとかも知っていたりするけれど、おいらは可能な場合YAKITORIを奨励しています。とんかつもおいしいけれど、これはミラノのコトレッタっぽくて新鮮味がないし、うどんやそばは味のポイントが(イタリア人には)つかみにくいし、魚系は根本的な文化の差で、生以外はあまり興味を引かないようだし。だって、煮込んだりしたら醤油味よりトマト味の方が(慣れているので)好きだろうし、焼き魚はグリルと似たり寄ったりだしね。
おいらの友人に醤油の味(香り)がどうしても好きになれないという人もいるけれど、こういう人には日本食をあきらめるようにススメます。
話があちこち飛んでしまったので、最後にちょっと要約すると、イタリアが歴史的な完敗をした「冷凍ピザ」はトマト味がおススメです。