
新型が発売になったけれど、街中で見かけるFIAT500(チンクエチェント)は今のところ旧型です。これはブルーの車体だけれど、持主は500に乗ってサルディ(バーゲン・セール)に来ているようです。そう、ミラノは今バーゲン・シーズンなので、ホテルもいっぱいなんだとか。しかし、このくらいユーロ高が進んでしまうと、日本からわざわざ買出しに来る人は減っちゃってるんでしょうね、数年前に比べると。
おいらがミラノに来た13、4年前には、東洋人の観光客といえば「日本人」と(現地のイタリア人には)思われていたけれど、当時でもかなりの割合で韓国人観光客が存在しました。それがここ数年、中国人の観光客団体をよく目にするようになりました。十年一昔と言うけれど、ここ10年でもずいぶん時代が変わった気がします。
そんな時代の流れの中で、50年ぶりに新型の売出しを始めるFIAT500は、実際どのくらい売れるのか興味がわいてきますね。おいらはFIATに特別な思い入れがあるというわけではないけれど、FIATが元気になるとイタリアにも元気が還元されるので、500も売れるに超したことはないと思います。唯一、FIAT(系の家族)がオーナーのユベントスの活躍だけは程々にしてもらいたいけれど。(笑)
早いもので今週も既に金曜日になりました。おいらは今週末には休日出勤で仕事の予定があるので、土日を丸々のんびり過ごすわけではないけれど、一応金曜日になると気分的に一段落付きます。最近はすごい久しぶりに夏目漱石を読み返したりしています。今は「行人」を読んでいるんだけれど、感覚的に現代の人間は付いていけないような部分があるんですよね。気分的には分かるんだけれど。物語に出てくる神経質で感情家な学者の「兄」なんか、渡辺淳一 の『鈍感力』 を読ませてあげたくなってきます。(笑)我が家の長女なんか、「鈍感力」の本の表紙を初めて見たときに、「わ、これパパのための本じゃん!」と、内容も読まずに言い当てて笑っていましたけれど。
話を戻して、金曜日の仕事場なんですが、なぜか仕事場にワインがあります。シャンパンもあったりします。ただ、シャンパンは(特にこの季節)室温では飲めないので、夕方に赤ワインを開ける予定です。最近金曜日の夕方にはワインをあけて仕事仲間とちょっとしたハッピーアワーをしながら1週間の仕事を締めくくる習慣になっています。近くのスーパーでワインを買って来て飲めば、(おつまみはグリッシーニとかだけなんだけれど)BARでハッピーアワーするよりも随分と割安で、しかも上質のワインが飲めるという作戦です。まあ、たまにはおつまみが沢山並んで陽気なBARのハッピーアワーもいいものですが。

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