優勝候補同士の対戦:ドイツ対ポルトガル戦でドイツが勝ちました。今回のヨーロッパ杯で一番注目されていたクリスティアーノ・ロナルドは準決勝に進めませんでした。一方、既にベテランのバラックやクローゼ、若いシュワインツタイガーらの活躍でドイツは存在感を示しました。この国は伝統的にチームワークが優れているので、個人技に頼るケースの多いポルトガルは苦戦しましたね。W杯優勝国のイタリアも、売りはチームワークということなので、スペイン対イタリアも構図的には似ています。イタリアは現在不動のエース、トーニがまだゴールしていないのだけれど、イタリア代表の過去のケースにエースは尻上がりに調子を上げて(決勝トーナメントから)ゴールを量産し始める例があるため、そういう伝統に沿っていると見る楽観主義的な意見が出ています。トーニがゴールをしてもしなくてもプレーしている限り、控えFW陣のボリエッロやクゥワヤレッラの出番はなさそうです。FWでも下がり目でプレーする選手なら、カッサーノ、デルピエロ、ディナターレと、それぞれに出番はあったのにね。