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ピルロ


イタリアはフランスとの因縁の対決を制してヨーロッパ杯決勝トーナメントへ進みました。W杯の決勝ではジダンのマテラッツィへの頭突きをめぐっていろいろと話題になりました。ジダンは素晴らしい現役生活最後に大きな汚点を残したまま引退しましたが、マテラッツィは未だに元気です。でも、昨年から調子が今ひとつなマテラッツィは、代表でも初戦の完敗に終わったオランダ戦以降出番がありません。でも代表の世代交代というわけでもなく、同年代のパヌッチはレギュラーへ定着しています。元インテルの選手ということであれば、パヌッチへ加え、グロッソ、ピルロも代表のレギュラーですね。彼らはどうしてもうインテルのユニフォームを着ていないんでしょうか?


元ミラン(フィオレンテーナ)のルイコスタがイタリアの新聞のインタビューに答え、ポルトガル代表の後輩にあたるクリスティアーノ・ロナルドについてコメントし「彼はパッローネ・ドーロ(パロン・ドール)賞に近いけれど、気を付けないといけない最大のライバルはピルロだと思うよ」と、ミランのピルロも絶賛しています。ただ、ヨーロッパ杯では活躍できる可能性はあるにしろ、来期はチャンピオンズリーグに出場できないミランでは難しいと思います。実際のところ。もしかしてルイコスタは、まだミランがチャンピオンズリーグに出ないことを知らないんじゃないのかと思いながら記事を読みました。

ピルロという選手は、イタリア代表のU21(ユース)では、歴代最多を誇るゴールを決めたFWの選手だったのだけれど、インテルでくすぶっている間にミランへ移籍し、気が付けばMF(中盤)でのプレイメーカーになりました。このポジションではブレーシャ時代にロベルト・バッジョとポジションが重なったときにもプレーしているんですよね。つまり現在のピルロのポジションはヒデの恩師でもあるマッツォーネ監督の創造でもあるわけです。話では、当時もFW(ファンタジスタ)として扱われていたピルロがアンチェロッティ監督に自分から今のポジションで試してくれるように直訴したところからミランでも定着したそうです。インテルの監督ではだれも気付かなかった可能性というのが悔やまれます。


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コメント (1)

inter.it:

ピルロに関していえば、98年にインテルに移籍してきたとき、
当時インテルの選手だったジョルカエフが

「ピルロはアタッカンテでもトレクァルティスタでもなく、
もっと下がり目の位置、シメオネのようなポジションが
一番彼の才能を活かせる場所だよ」

と言っていましたね。当時はまさかと思っていましたが、
今考えるとジョルカエフの慧眼に驚かされます。

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2008年06月18日 15:43に投稿されたエントリーのページです。

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