日曜日の試合でセーリエAのシーズンが終了します。あとはイタリア杯の決勝がありますが、インテルとローマはシーズン優勝をかけて最終日にのぞんだ後、この決勝で顔をあわせます。
昨年はインテルがセーリエA優勝、ローマがイタリア杯優勝でしたが、今年も同じような結果になったりしてね。インテルの2冠というのが理想だけれど、昨年の逆順というのだけは勘弁してほしいです。もちろんローマの2冠なんていうのは選択肢に入れませんけれど。
最近ユベントスのオーナーが「来年は優勝を目標にするけれど、(セーリエA復帰の初年だった)今期は3位で満足しています。今期に限っていえば、出来ればローマが優勝するとうれしいけれど」と、反インテルな発言をして話題になっています。こういうことはあまり軽々しく口にしない方がいいと思うのだけれど、どうでしょう?まあ、ユベントスの八百長(審判買収)問題でセーリエB降格となったシーズンに繰上げで優勝したインテルに(タイトルを取られた)反感を持っているのは分からないでもないけれど、今期中に何度もインテルのオーナー側は「新しいユベントスのフロント陣は素晴らしい仕事をしているし、関係も大変良好です」と好意を示していただけに、新しいフロント陣側からこういう発言があるのは残念な気がします。
ミランのフロントや選手は「最後まで(フィオレンティーナとの)4位争いはあきらめないけれど、もし最後まで追い抜けなかったとしたら、来年は(チャンピオンズではなく)UEFA杯とセーリエA優勝に向けてがんばるだけです。フィオレンティーナの健闘も称えます。」と、ユベントスのフロントよりは紳士的なコメントをしています。そういえば、フィオレンティーナの観客も今年はUEFA杯も準決勝で敗れて無冠は無冠ですが、「タイトルは何もないけれど、偉大な人(監督)に導かれ、戦い続けたチームを誇りに思う」と横断幕を示し、4位争いを最後まで戦ったチーム全体を称えています。近年フェアプレーで有名なプランデッリ監督さながら、観客までフェアプレーな感じになってきているのが興味深いです。
カルチョのことばかり書いていますが、ちゃんと日中は仕事をしているので、ご心配なく。